台風15号で大きな被害を受けた千葉県では、18日も約4万8000戸で停電が続いている。県によると、断水は約7600戸に上り、約180人が避難所に身を寄せている。住宅や農業などの被害件数は日を追うごとに拡大。県に報告が届いていない自治体もあり、今後さらに増える可能性がある。
 県によると、住宅被害は全壊8棟、半壊19棟、一部損壊6171棟。床上浸水は35棟、床下浸水は45棟に上る。全体のうち富津市(1133棟)と君津市(1160棟)で3割超を占め、県南部での被害が目立つ。
 館山市など5自治体からは県への報告がない。県の担当者は「市町村が住民への対応に追われ、被害調査に手が回っていない。報告がない所ほど被害が大きいと思われ、件数は拡大する見通しだ」と話す。
 また、県は18日までに、農林水産業の被害額が少なくとも267億3500万円に上ると発表した。ビニールハウスなど農業施設の被害額は約17億円で、農作物ではニンジンだけでも約26億4000万円分の被害が出た。 

(ニュース提供元:時事通信社)