台風19号による浸水範囲が少なくとも2万3000ヘクタールを超えることが16日、国土交通省の資料で分かった。東京ドーム約5000個分に相当する広さで、河川の堤防決壊や、氾濫の影響の大きさが改めて浮き彫りとなった。
 浸水範囲は東北から関東、甲信越の広域に及んでいる。影響を調査中の地域も少なくないため、さらに広がる見通しだ。
 国交省の資料によると、19号による大雨で、阿武隈川の下流域や白石川周辺に当たる宮城県丸森町や角田市、岩沼市などが極めて広く浸水し、約9200ヘクタールに上った。これとは別に、同県内の吉田川流域でも約5700ヘクタールが水面に覆われた。この地域には大崎市、大郷町、大和町などが含まれている。
 福島県の阿武隈川上流域や広瀬川の周辺でも約3400ヘクタールが水に漬かった。郡山市や須賀川市、本宮市や伊達市などで、同県で犠牲者数が多かった一因となった可能性がある。 

(ニュース提供元:時事通信社)