福島県郡山市は19日、台風19号による阿武隈川の氾濫で浸水したメッキ工場から、猛毒のシアン化ナトリウムが流出したと発表した。側溝から排水基準(1リットル当たり0.5ミリグラム)の156倍に当たるシアン化合物を検出した。現時点で健康被害は確認されていない。16日には、付近の別の工場からも同じ毒物が流れ出たことが分かっている。
 流出したのは同市富久山町福原のメッキ加工会社「サンビックス」の工場で、コンクリート基礎部分から漏れ出ていた。流出量は不明。基礎部分の老朽化が進んでおり、台風との因果関係は分からないという。流出は続いており、市は土のうを設置するなどの対策を講じた。側溝に流出した分については全て回収した。 

(ニュース提供元:時事通信社)