西日本豪雨の影響で橋梁(きょうりょう)が流され、広島県内に一部不通区間があったJR芸備線が23日、約1年3カ月ぶりに再開した。これで豪雨被害によるJR西日本管内の運休が全て解消された。
 広島駅では同日午前、記念式典が開かれ、松井一実広島市長は「芸備線の価値を皆で見直して、しっかりといただいた資産を大事に使っていきたい。沿線自治体の皆さん、JRと一体となって活用したい」とあいさつ。JR西の北野真・広島支社長は「被害が大きく、復旧に時間を要した。ご不便をおかけし、心苦しいと思っていた」などと述べた。
 JR西によると、不通だった区間は、流された第1三篠川橋梁があった狩留家(広島市)-中三田(同)間。17日までに橋を架け終え、最終点検を行った。試運転も実施し、線路に異常がないことが確認された。
 式典は広島駅のほか、向原駅(安芸高田市)など4駅で開催。JR西はこれに合わせ、観光列車を臨時運行し、各駅や線路沿いでは、住民らの旗振りや歓迎演奏などが行われる。 
〔写真説明〕西日本豪雨から1年3カ月ぶりにJR芸備線が全線運転再開し、列車を見送る広島市立尾長小学校の児童ら=23日午前、広島駅

(ニュース提供元:時事通信社)