【ロンドン時事】英ロンドン中心部のロンドン橋のたもとで29日午後2時(日本時間同11時)ごろ、男が刃物で歩行者を相次いで刺し、2人が死亡、3人が負傷した。容疑者の男は駆け付けた警察官に撃たれ死亡した。警察はテロ事件と断定し、捜査を開始した。
 警察の発表によると、男は英中部に住むウスマン・カーン容疑者(28)で、偽の爆発物とみられる物を体に巻き付けていた。動機など詳細は不明。ただタイムズ紙(電子版)が政府筋の話として伝えたところによると、男は以前「イスラム教徒によるテロ事件に関連した罪」で有罪となって収監され、1年前に電子タグの装着を条件に釈放されていたという。現場は逃げ惑う通行人らで騒然となり、付近一帯は一時封鎖された。
 ジョンソン首相は事件を受けて記者会見し、「英国はこのような攻撃によって臆病になったり、分断されたり、脅されたりするようなことは決してない」と強調した。 
〔写真説明〕29日、ロンドンのロンドン橋付近で、負傷した男性に付き添う警察官(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)