【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)北部のホワイト島で起きた火山噴火で、同国警察は10日、30人以上の死傷者が出た状況をめぐり捜査を開始したと発表した。島では数週間前から火山活動が活発化し、警戒レベルが上げられていたにもかかわらず観光が行われたことを「人災」として責任を追及する声がある。
 警察はこの日、いったんは刑事責任を追及する方針を表明したが「時期尚早」と修正した。死亡が確認された5人の遺体をオークランドの施設に運び、11日に検視を行う。これ以外に、治療で入院していた1人が10日に死亡し、死者は計6人となった。
 警察によると、噴火当時に島にいた47人のうち、約半数の24人がオーストラリア人。うち8人が行方不明とみられ、同国からは心配する声が上がっている。噴火に巻き込まれた人々の出身国がNZを含む7カ国と発表したが、この中に日本は含まれていない。 
〔写真説明〕ニュージーランド北島北岸ファカタネの海岸に設置されている、危険を警告する看板(EPA時事)
〔写真説明〕10日、ニュージーランドで噴火したホワイト島の対岸の町ファカタネで記者会見するアーダーン首相(中央)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)