【シドニー時事】オーストラリア東部で23日、気温が上昇し、小康状態だった森林火災が再び猛威を振るった。こうした中、空中で消火作業に当たっていた航空機1機が墜落し、乗組員3人が死亡した。
 昨年9月に始まった森林火災による犠牲者は30人を超えた。このほか、首都キャンベラ周辺でも23日に火災が発生し、空港が閉鎖された。
 東部ニューサウスウェールズ州の消防当局などによると、北米の企業が保有し、同州との契約で州南部の山地で消火作業に参加していた航空機が23日午後に消息を絶ち、その後に墜落が確認された。死亡した3人は米国の消防士だった。墜落の原因は不明という。
 同州では午後3時時点で84件の火災が発生した。うち5件は火の勢いが強く、付近の住民に避難を求めた。最大都市シドニーを含む多くの地域では、火災の危険度が上から3番目の「深刻」と予想されている。消防当局は「地域の火災の危険度を知り、行動する準備をするように」と住民らに呼び掛けた。 

(ニュース提供元:時事通信社)