東京五輪が開催される今夏、JR東日本や東京メトロなどは、東京都や大会組織委員会の要請を受け広範囲で終電時間を繰り下げる。7月24日~8月9日の期間中、深夜に競技会場から帰る観客の足を確保するため、首都圏の19事業者が約60路線で30分~2時間程度の延長運行をする見込み。
 訪日外国人を含む利用者を、混乱なく移動させられるか。五輪開幕を半年後に控え、首都高速道路などの渋滞対策が進む中、もう一つの都心の大動脈である鉄道の運行も注目される。
 都などは22日、期間中の終電発車が通常より1時間半以上遅くなるのは、JR宇都宮線や都営浅草線など18路線に上ると明らかにした。JR常磐線や横浜市営地下鉄では終電発車が午前2時を過ぎる見込みという。
 東京メトロは銀座線、有楽町線、南北線で増発するほか、水泳会場最寄りの辰巳駅やバレーボール会場近くの豊洲駅などでの混雑も想定し、自動改札機の増設も決めた。
 サッカーの試合が行われる札幌ドーム(札幌市)やひとめぼれスタジアム宮城(宮城県利府町)などでも午後10時以降に競技が終わる可能性があるとして、札幌市営地下鉄や仙台市地下鉄、JR函館線、東北線などで深夜の臨時便が検討されている。 
〔写真説明〕東京五輪の水泳会場最寄りの東京メトロ辰巳駅=22日、東京都江東区

(ニュース提供元:時事通信社)