2020/01/29
防災・危機管理ニュース
【北京時事】中国政府の29日午前0時(日本時間同1時)時点の集計によると、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者は132人、感染者は5974人に増えた。このうち重症者は1239人に上る。全31省・自治区・直轄市で唯一感染者が報告されていなかったチベット自治区でも初めて感染が疑われる例が確認された。
2002~03年に中国から海外に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、中国の感染者は5327人とされ、新型肺炎の感染者は29日までにこれを上回った。SARSの世界の累計感染者数は8000人余り。
新型肺炎の死者132人の内訳は、湖北省125人(うち武漢市104人)、河南省2人、北京市、上海市、河北、黒竜江、海南の各省が1人。
中国疾病予防コントロールセンターの馮子健副主任は国営中央テレビの取材に、患者1人が平均2、3人に感染させる能力があると指摘。新型肺炎の感染拡大のペースは「SARSと比べても速い」との見方を示した。
(ニュース提供元:時事通信社)
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