【ワシントン時事】米国防総省は4日、海軍が爆発力の小さい潜水艦発射型の低出力核弾頭を配備したと発表した。同じく低出力核兵器を持つロシアの核使用を抑止するのが狙いだが、専門家からは「核使用の敷居を下げることにつながる」と批判が上がっている。
 新たに配備された低出力核弾頭W76―2は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に搭載される。専門家によれば、これまでの核弾頭W76―1の爆発規模は約100キロトン(TNT火薬換算)だったが、W76―2は5~7キロトン程度に抑えられた。広島に投下された原爆は約15キロトンとされる。
 ルード国防次官(政策担当)は声明で「(低出力核弾頭がもたらす)補完的能力は抑止力を高め、潜在的な敵対国に限定的な核使用が軍事的優位性をもたらすことはないと知らしめることになる」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)