新型コロナウイルスによる肺炎の広がりに便乗し、「マスクを無料送付する」といった詐欺メールや、実在する保健所を装ったサイバー攻撃が増えている。情報セキュリティー大手トレンドマイクロ(東京都渋谷区)は「多くの人々が関心を寄せる話題はサイバー犯罪に悪用されやすい」として、注意を呼び掛けている。
 同社によると、「マスクを無料送付、確認をお願いします」と書かれたショートメッセージが3日ごろから拡散。スマートフォンで添付されたアドレスを開くと、不正なアプリがダウンロードされたり、詐欺サイトに誘導されてクレジットカードの情報などが盗まれたりする恐れがあるという。
 実在する保健所からの通知を装い、添付された文書ファイルを開くとコンピューターウイルスに感染してしまうメールも確認された。これらのメールは記載されている中国・武漢市が「武感市」となっている誤字が特徴という。
 注目の話題に便乗する手口はサイバー犯罪の常とう手段だといい、同社の広報担当者は「信頼できる送信元に見える場合でも、公式サイトなどで情報を確認してほしい」と話している。 
〔写真説明〕新型コロナウイルスの感染拡大に便乗し、「マスクを無料送付」と記された詐欺メッセージ(トレンドマイクロ提供)(一部画像を処理しています)

(ニュース提供元:時事通信社)