一般社団法人カメラ映像機器工業会(東京)は14日、横浜市内で開く予定だったアジア最大級のカメラ見本市「シーピープラス」の開催を中止すると発表した。中止は初めて。新型肺炎の拡大を受け、イベントに訪れる約7万人への感染リスクを排除できないと判断した。
 また、証券各社は投資家向けセミナーなどについて、開催の見送りを相次いで決定。今後も同様の動きが広がるのは確実だ。
 シーピープラスの主催者である同工業会の真栄田雅也代表理事会長は14日記者会見し、新型肺炎に関して「不特定多数の人に感染するリスクを排除することが最も重要だ」と強調。中止の理由については「有効な治療薬や対処法の先行きが見通せない中、来場者と出展関係者の健康や安全面を第一に考えた」と説明した。
 シーピープラスは国内で開かれる毎年恒例のイベント。今年は27日から4日間開催する予定で、キヤノンやオリンパスなど約130社・団体が出展し、約7万人の来場が見込まれていた。
 キヤノンは「新たなサービスを披露する機会がなくなり残念だ」(広報)と語った。「展示会への参加や主催イベントの中止を検討している」と打ち明ける電機メーカーもあり、不特定多数が集まる行事の開催に神経をとがらせる企業は少なくない。
 大和証券は東京都内で3月2~6日に開く予定だった国内外の機関投資家向けイベントを中止。野村証券も2月下旬のセミナーの見送りを決めている。
 海外でも、スペイン・バルセロナで開かれる予定だった世界最大級の携帯端末見本市が中止された。 
〔写真説明〕昨年2月に開催されたアジア最大級のカメラ見本市「CP+(シーピープラス)2019」=横浜市

(ニュース提供元:時事通信社)