【北京時事】中国科学技術省の孫燕栄生物センター副主任は17日の記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の治療に、抗マラリア薬「クロロキン」が有効との見解を明らかにした。北京市や広東省などの病院に入院する患者に対する臨床試験で症状の改善を確認。15日に開いた国内の専門家会議で、臨床試験の対象を拡大することで一致したという。
 クロロキンは、視覚障害などの副作用が多発したことから日本では1975年に製造・販売が中止されている。しかし、孫副主任は会見で「投与した100人余りの中で、深刻な副作用が出たケースはない」と明言。北京の54歳の患者が服薬から1週間後にはウイルス検査で陰性となり、退院可能な状態まで回復した例を紹介した。 

(ニュース提供元:時事通信社)