【北京時事】中国湖北省武漢市を中心にまん延する新型コロナウイルスによる肺炎で、医療関係者の感染が相次ぎ、疑い例も含めると3000人を超えた。18日には武漢市武昌医院の劉智明院長が死去した。医療現場は高機能マスクの備蓄など防御態勢に不足が目立ち、過酷な環境で命懸けの治療が続いている。
 中国メディアによると、劉氏は1969年生まれで50歳とみられる。病院長の新型肺炎による死亡が明らかになったのは初めて。同病院では14日にも看護師1人が亡くなった。
 衛生当局は17日、新型肺炎患者を受け入れている全国422の医療機関の従事者のうち、11日までに3019人が感染したか感染した疑いがあると公表した。このうち5人が死亡した。院外感染も含まれている可能性があるが、厳しい医療現場の実態を反映している。 
〔写真説明〕新型コロナウイルス感染者の状態を確認する医師ら=16日、中国湖北省武漢市(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)