新型コロナウイルスの感染者情報をめぐっては、より詳細に公表する自治体も出てきている。和歌山県は、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で一時活動し、その後感染が判明した30代の男性看護師について、帰任時に利用した新幹線の座席情報を公表した。
 仁坂吉伸知事は19日の記者会見で、「名古屋市が同じようなことをしており、いい考えだなと思っていた」と他自治体の先行事例も参考にしたことを明かした。公表により県民が疑心暗鬼になるのを防げるとの認識を示した。県によると、男性は乗車時に症状はなく、マスクを着用していた。
 名古屋市は、感染が確認された市内在住の60代夫婦が、ハワイから帰国時に乗った名鉄特急「ミュースカイ」の利用車両などを公表。市は「鉄道は誰が乗っているのか特定できない。注意喚起のため独自の判断で公表した」と話している。 

(ニュース提供元:時事通信社)