【ロンドン時事】24日の国際金融市場で、新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な拡大に懸念が広がり、投資家のリスク回避の動きが強まった。景気に敏感な株式や原油には売りが殺到する一方、安全資産とされる金塊は買いを集めた。
 24日のアジアや欧州の株式相場は軒並み下落。感染者が急増している韓国の総合株価指数(KOSPI)は前週末終値比3.87%安で引けた。
 欧州市場では英国時間午前9時(日本時間午後6時)ごろの時点で、英FT100種平均株価指数が約2.7%安。その他の株価指数の下落率はドイツやフランスがそれぞれ3%台半ばとなったほか、イタリアは4%を超えた。
 原油も大幅に値を下げた。国際的指標の英国産北海ブレント原油は3%超下落し、1バレル=56ドル台で推移。一方、金相場はリスク回避の買いを集めて急騰し、1オンス=1680ドル台と約7年ぶりの高値を更新した。
 新型コロナウイルスの感染者数は韓国やイタリアなどで急増。投資家の間で「世界的なパンデミック(大流行)になりつつある」(外銀筋)との不安が広がっている。 

(ニュース提供元:時事通信社)