厚生労働省が28日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.08ポイント低下の1.49倍と急落した。景気の減速やハローワークの求人方式変更の影響で、求人数が大幅に減少したことが理由。総務省が同日発表した1月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)も0.2ポイント上昇の2.4%と、4カ月ぶりに悪化した。
 厚労省は雇用情勢に対する判断を、「着実に改善が進む」から「改善が進む」に下方修正した。下方修正は7年3カ月ぶり。2月以降も新型コロナウイルスの影響が観光業や製造業に出ており、情勢を注視していく方針だ。
 同省によると、企業が方式変更前の昨年12月に求人を前倒ししたため、1月は反動で求人数が減ったという。1月の新規求人数(原数値)は前年同月比16.0%減で、全ての産業でマイナスだった。
 試算では、変更の影響を除いた有効求人倍率(季節調整値)は昨年12月が前月比0.02ポイント低下の1.55倍、1月は1.52~1.53倍と、緩やかなマイナス傾向になっている。 

(ニュース提供元:時事通信社)