四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で相次いだトラブルについて、同社の長井啓介社長は17日、愛媛県の中村時広知事に原因と再発防止策をまとめた報告書を提出した。
 伊方原発では1月、外部電源の一時喪失による停電や燃料集合体落下信号の誤発信、制御棒を誤って引き抜くなどのトラブルが相次いだ。
 落下信号誤発信については、点検装置のラックの開口部が小さく、難しい作業だったことが原因と指摘。ラックの開口部分を拡大するなどの措置を取った。
 制御棒については、2月に行った原子力規制委員会への説明で調査中となっていた。同社は、制御棒を燃料から出し入れする装置の内側に鉄の酸化物が詰まっていたため、切り離しができなかったとした。
 改善策として、同社は定期検査の手順を示した作業要領書の改善や軽微な事例の収集などを挙げた。 

(ニュース提供元:時事通信社)