東京電力は30日までに、福島第1原発1、2号機の排気筒(高さ約120メートル)の切断作業を完了した。支柱などが破断して倒壊するのを防ぐため、上半分を撤去。雨水が浸入しないよう5月1日にも頂部にふたを設置し、昨年8月から続いた解体作業を終える。
 排気筒は事故当時、原子炉格納容器の破損を防ぐため、外部に放射性物質を含んだ気体を放出する「ベント」に使われた。内部は汚染されており、ほぼ全ての解体作業を遠隔操作で実施。地元企業のエイブル(福島県広野町)が作業を担った。
 記者会見した東電福島第1廃炉推進カンパニーの小野明代表は、「十分な技術を持った企業が地元にもいると実感した」と述べ、今後も遠隔操作やロボット技術などで地元企業を活用していく意向を示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)