2020/05/20
防災・危機管理ニュース
東京都は20日、新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。1日当たりの感染者数は、4月7日に緊急事態宣言が出されて以降、今月17日、19日と並んで最も少ない人数で、2日連続で1桁となったのは同宣言発令後初めて。
政府は21日に、「直近1週間の新規感染者が10万人当たり0.5人以下」などの基準を目安に、8都道府県の緊急事態宣言解除の可否を判断する。20日までの1週間の都内の感染者は78人で、10万人当たりでは0.55人と基準を上回った。
首都圏の他の「特定警戒」地域では、神奈川県が1.07人と基準を大きく超える一方、埼玉県は0.31人、千葉県は0.20人と下回った。北海道は基準を上回る0.68人だった。
一方、関西の3府県では、京都府が0.03人、大阪府が0.17人、兵庫県が0.03人と、いずれも「0.5人」を大幅に下回った。
東京以外の7道府県の新規感染者は、神奈川18人、埼玉5人、大阪3人、北海道・千葉1人。京都、兵庫はゼロだった。国内全体では計35人確認された。
死者は東京、大阪などで計11人増え、累計で797人となった。
(ニュース提供元:時事通信社)
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