2020/05/26
防災・危機管理ニュース
26日の東京株式市場は、政府の緊急事態宣言が全国で解除され、経済活動の再開への期待から買いが先行し、大幅続伸した。日経平均株価の午前終値は前日比455円39銭高の2万1197円04銭となり、3月5日以来、約2カ月半ぶりに2万1000円台を回復した。
空運業や陸運業、輸送用機器、医薬品など景気敏感株を中心に幅広い業種で買いが優勢となった。市場関係者は「ドイツで25日に発表された景況感指数が改善したことも、参加者の心理を後押ししている」(大手証券)と指摘した。
一方、経済活動の再開が拙速となり、新型コロナウイルスの感染が再拡大するリスクも意識されている。「下落局面で売られた銘柄の買い戻しが多く、上値追いは限定的」(中堅証券)との見方が出ている。
26日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半で小動きしている。午前11時現在は107円87~91銭と前日比12銭の円安・ドル高。
(ニュース提供元:時事通信社)
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