政府は26日、新型コロナウイルス流行による通信需要の急増を受け、全自治体を対象にした光ファイバー回線網整備に500億円を投じる方針を固めた。外出自粛要請で広がったテレワークなどに必要な高速通信インフラの整備を進める。必要経費は2020年度第2次補正予算案に盛り込む。
 政府は1次補正で通信インフラ増強のため30億円を計上。従来は過疎地や離島に限定していた光回線網整備の公的財政支援の対象を、オンライン学習の環境が整っていない学校がある地域にも拡大した。
 今回は、新型コロナ感染拡大の影響でテレワークなどの重要性が高まったことを踏まえ、大幅に予算を拡充する。対象範囲は限定せず、都市部も含めることで、将来的なオンライン診療の普及にも備える。
 総務省によると、光回線が未整備の地域には約70万世帯が暮らしているとされる。政府は年間約50億円を投じて23年度末までに18万世帯へ減らす目標を設定していたが、2年前倒しした21年度での計画達成を狙う。 

(ニュース提供元:時事通信社)