2020/05/30
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】米国最多の新型コロナウイルス感染者を出している東部ニューヨーク州のクオモ知事は29日の記者会見で、現在の改善傾向が続けば、停止しているニューヨーク市の経済活動が6月8日に一部再開する見通しだと発表した。感染者が集中し、3月から厳しい規制下にあるニューヨーク市が正常化に向けて動きだす。
再開の第1段階では建設、製造、小売店(事前に購入した商品の受け渡し限定)の営業が認められる。ニューヨーク市のデブラシオ市長も記者会見にオンラインで登場し「われわれは今、大きな一歩を踏み出す入り口にいる」と述べた。第1段階では推定20万~40万人が職場復帰する見通し。州内では現在、ニューヨーク市だけが経済活動を再開できていない。
州は業種別に4段階で経済活動を再開する計画。クオモ氏はこの日、今月半ばに第1段階に入った人口密度の低い州北部地域について第2段階入りを認めた。
(ニュース提供元:時事通信社)
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