2020/05/30
防災・危機管理ニュース
大阪の観光名所「通天閣」(大阪市浪速区)の展望台が30日、営業を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、先月9日から地下の食品フロアを除き臨時休業していたが、緊急事態宣言解除などを受け再開を決めた。
運営する通天閣観光によると、感染防止のため入場者にマスク着用を義務付けるほか、入り口でサーモグラフィーによる検温を実施。37.5度以上の熱がある場合は入場を制限する。展望台に向かうエレベーターは、収容人数の半分の最大8人に限定し、混雑状況に応じて展望台の入場規制も検討する。
展望台に鎮座する幸福の神様「ビリケンさん」も、休業中の修復作業で全身に金粉が施され輝きを取り戻した。足の裏をなでると御利益があるとされるが、当面は直接触れず手を近づけるだけの「エアタッチ」を張り紙などで呼び掛ける。
〔写真説明〕営業再開した通天閣展望台。修復作業を終えた「ビリケンさん」には直接触れず、手を近づけるだけの「エアタッチ」を呼び掛けている=30日午前、大阪市浪速区
〔写真説明〕通天閣の展望台で「ビリケンさん」に手を近づける「エアタッチ」をする子どもたち=30日午前、大阪市浪速区
(ニュース提供元:時事通信社)


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