日常をひっくり返す方法は?
第4回 ゲームシナリオを創りましょう!
株式会社 kibi 代表取締役/
元警視庁警部補
榎本 澄雄
榎本 澄雄
愛媛松山生まれ。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。警視庁警察官拝命後、麻布署刑事課・知能犯捜査係主任刑事として、社会的反響の大きい詐欺・横領・名誉毀損事件を数多く担当。6年あまりで警視総監賞四件、刑事部長賞七件、組織犯罪対策部長賞三件受賞。著書に『元刑事が見た発達障害』、共著に『自傷・他害・パニックは防げますか?』がある。大手人材企業の顧問として、自治体受託プロジェクトに参加し、クレーム・トラブルのケアからCS、ESまで指南した。株式会社 kibi 代表取締役。https://www.kibiinc.co
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リスク対策.comをご覧の皆さん、こんにちは! 元刑事の榎本澄雄です。
『元刑事も夢中になる防災訓練のゲーミフィケーション』へ、ようこそ。この連載では「モチベーションが上がりづらく、成果が見えづらい」防災訓練を「夢中になって参加し、行動が変化する」防災訓練へゲーム化するプロセスを解説します。
前回は、グラウンドルールについてお話ししました。
【前回の振り返り】
□ グラウンドルールとは、参加者の生理的安全と心理的安全を確保する「信頼の土台」
□ グラウンドルールのメリットは、全員参加の場所を作り出せること
□ 簡単にグラウンドルールをつくるには、「どんなグラウンドルールがあれば、私たちが安心して訓練できるか?」3分くらい話し合ってもらう
※詳しくは、「第3回 グラウンドルールを作りましょう!」をご覧ください。
https://www.risktaisaku.com/articles/-/30275
皆さんに質問です。
【最初の問い】
日常をひっくり返す方法は?
「日常をひっくり返すってどういうこと?」
「なんだかちょっと怖いな」
「もうコロナで十分、ひっくり返ってるし……」
「緊急事態宣言も解除されて、ようやく日常に戻ったのに?」
そんな皆さんの心の声が聞こえてきそうです。でも、大丈夫! 日常をひっくり返す方法とは、決して危険なことではないし、もちろん退屈なことでもないのです。
冒険の地図
非日常性、刺激的なフィードバックがないと、人は夢中になって学んでくれません。参加者が自発的に学び始めるような「行動の変化」を促すには、驚くような体験が必要です。それは、今までの「常識をひっくり返す」ような、新しくて、面白い探求の旅。冒険です。
その冒険の地図となるのが、「ゲームシナリオ」です。