集団予防接種の注射器使い回しでB型肝炎ウイルスに感染した患者2人が、慢性肝炎の再発時から起算した損害賠償を国に求めた訴訟の判決が2日、広島地裁であった。小西洋裁判長(森実将人裁判長代読)は「起算点は最初の発症時と解すべきだ」とし、賠償請求権が20年で消滅する民法の「除斥期間」の経過を認め、原告らの請求を棄却した。原告側は控訴する方針。
 小西裁判長は、「慢性肝炎を再発する可能性は絶えず存在し続ける」としつつ、「再発後の慢性肝炎の発症によって、最初の慢性肝炎の発症による損害とは別個の損害が発生したと解することはできない」と結論付けた。 

(ニュース提供元:時事通信社)