2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県高梁市は7日、梅雨や台風で河川が増水する出水期を前に水害対策訓練を実施した。避難所では新型コロナウイルス感染症対策として検温などを行い、住民の受け入れ手順を確認した。
 訓練は市内全域に大雨警報が発令されたと想定。市職員ら約300人が参加し、18カ所に避難所を開設した。
 感染予防のため、実際に住民が参加する訓練は市文化交流館の1カ所のみとし、近くの町内会から約30人が参加。フェースシールドを着けた職員は、玄関前で非接触型の体温計を使って1人ずつ検温し、体調不良の住民を別の入り口に誘導した。
 住民らは館内で職員の指導を受けながら、飛沫(ひまつ)感染防止とプライバシー保護に役立つテントのような仕切りや、段ボールベッドの組み立てを体験した。
 近くに住む岡崎積恵さん(79)は「夫が病気なので感染予防に気を付けている。訓練に参加し、自分の目で見て感じることができて良かった」と話した。 
〔写真説明〕豪雨災害を想定した訓練で、避難所の玄関前で検温を受ける女性=7日午前、岡山県高梁市
〔写真説明〕豪雨災害を想定した訓練で、テントのような仕切りを広げる住民ら=7日午前、岡山県高梁市

(ニュース提供元:時事通信社)