2020/06/23
防災・危機管理ニュース
【ロンドン時事】新型コロナウイルス対策のため英国で3月から続く外出規制措置が7月4日以降、さらに緩和され、イングランドの飲食店や宿泊施設、美容院などのサービス業が営業を再開できることになった。5月からの段階的なロックダウン(都市封鎖)緩和策の一環。ジョンソン首相が23日、下院で声明を発表した。
サービス業は都市封鎖による打撃が大きく、政府は再開により経済の早期回復を図りたい考え。首相はまた、他人と物理的に一定の距離を保つ「社会的距離」の規制について、現在の2メートルから1メートルに縮小する計画も表明。これにより、2メートル規制を維持したままでは営業困難とされていた小規模施設も再開できるようになる。
首相は、感染拡大により社会に「永続的な傷」が残ったと指摘しつつ、「第2波が起きるリスクは現在のところないと思われる」と述べた。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
「買い物客」守る初動マニュアル 訓練で実効性担保
東北地方を代表する老舗百貨店の藤崎(仙台市青葉区、藤﨑三郎助社長)は3.11を機にBCPを策定。災害時の基本方針とワークフローを明確化するとともに以前から行っていた防災訓練を充実、各地の小規模店舗も網羅しながら初動にかかる従業員の練度を高めている。また、早期復旧と地域支援を事業継続方針に掲げ、百貨店が地域に果たす役割を問い直しつつ、取引先や顧客との新しいつながりを模索する。
2021/03/07
-
改良を積み重ねたサプライチェーン管理手法
東日本大震災では、部品供給網の寸断が大きな課題となった。その後も、災害がある度にサプライチェーン問題が顕在化している。製品に使われる部品そのものが複雑になっていることに加え、気候変動などに伴う異常気象が追い打ちをかける。日産自動車では、東日本大震災前からの継続的なBCPの取り組みと、過去の災害検証を生かしたサプライチェーン管理の仕組みにより、災害対策に手ごたえを感じ始めている。コーポレートサービス統括部担当部長の山梨慶太氏に聞いた。
2021/03/07
-
「オールハザード型BCP」への転換を提案
日本経済団体連合会(経団連)はこのほど、「非常事態に対してレジリエントな経済社会の構築に向けて」と題する提言をまとめた。
2021/03/05