【ソウル時事】北朝鮮で23日、金正恩朝鮮労働党委員長の指導の下、党中央軍事委員会予備会議がテレビ会議形式で開かれた。党中央軍事委は、朝鮮人民軍総参謀部が提起した北朝鮮南西部・開城への軍部隊展開など、韓国に対する軍事行動計画を保留した。朝鮮中央通信が24日、伝えた。理由には触れていない。
 同通信は「最近の情勢を評価し、対南(韓国)軍事行動計画を保留した」と党中央軍事委の決定を簡潔に伝えた。24日付の党機関紙・労働新聞も会議の内容を報じており、国内で周知されたもようだ。
 正恩氏主導の形で軍事行動計画を保留することで、高まった南北間の緊張を抑制する狙いがあるとみられる。ただ、北朝鮮が計画を実行する余地は残されており、譲歩姿勢を見せることで韓国側を揺さぶる思惑もありそうだ。 
〔写真説明〕16日、完全破壊された北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所(朝鮮通信)

(ニュース提供元:時事通信社)