【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は30日、下院での証言で、景気が「想定より早く重要な新段階に入った」と、新型コロナウイルスに伴う悪化局面が底入れした可能性を示唆する。ただ、最近の感染拡大傾向は「新たな試練」として、回復の腰折れに警戒感を示す。FRBが29日、冒頭発言文を公表した。
 議長は発言文で、経済活動の再開で雇用や消費の改善が指標に反映されつつあると説明。4~6月期成長率の落ち込みは「記録上で最大になる公算が大きい」としつつ、当初の見込みより速いペースで持ち直しの局面に入ったとの認識を示した。
 ただ、「感染拡大の阻止という新たな試練に直面している」と指摘。フロリダ、テキサス両州など南部や西部で感染者が急増し「第2波」が懸念される中、先行きは「極めて不確実性が高い」と憂慮した。 

(ニュース提供元:時事通信社)