【シドニー時事】オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州議会の上院調査委員会は30日にコアラに関する報告書を公表した。今年初めにかけて起きた大規模森林火災で生息地の2割以上が深刻な打撃を受けたなどとして、生息地を保護するために州政府が緊急に介入しなければ、2050年までに同州から野生のコアラがいなくなると警告した。
 報告書は、州内に生息するコアラはこれまで3万6000匹と推測されていたが、長期的な減少傾向に森林火災に伴う大量死が重なり「古くて、信頼できない」と指摘。森林伐採などにより生息地の減少や分断が進む中、森林火災で生息地の最大81%が失われた地域があると分析した。 

(ニュース提供元:時事通信社)