【ワシントン時事】米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は30日、上院委員会の公聴会で証言し、米国内で再び増加している新型コロナウイルスの新規感染者が「現在の1日当たり4万人超から10万人超に増えても驚かない」と警鐘を鳴らした。ファウチ氏は米政府の新型コロナ対策本部に参加する感染症の権威。
 ロイター通信は、全米の30日の新規感染者が4万6000人を超え、過去最多を更新したと報じた。テキサス、フロリダ、カリフォルニアの各州など西部と南部の州を中心に感染者が急増し、経済活動に関する規制緩和の中断や後退を余儀なくされている。
 ファウチ氏は「新規感染の封じ込めという点で間違った方向に進んでおり、大いに懸念している」と証言。「一部の地域では(規制緩和を)急ぎ過ぎ、幾つかの検問所を飛び越えてしまったかもしれない」と述べ、性急な経済再開が感染増加につながった可能性があると分析した。 

(ニュース提供元:時事通信社)