記録的な大雨に見舞われた熊本県内では4日、一帯が一時停電するなどした。インターネットが寸断され、避難所との間を結ぶ自治体のシステムもダウン。職員らが前夜から泊まり込むなどし、情報収集に追われた。
 23カ所の避難所を結ぶシステムがダウンした八代市では、職員が総出で電話をかけ、避難所に身を寄せる被災者の状況確認などを進めた。
 同市ではホームページのサーバーが落ち、情報発信ができない状態も続いた。徹夜で対応に当たった担当者は「復旧のめどは全く見えないが、できる限りのことをしていくしかない」と話した。
 土砂崩れ被害が出た津奈木町役場。防災担当の男性職員は「午前1時ごろから、救助や相談の電話が鳴り続けた。土砂崩れなどの通報はまとめきれないほどだが、通れない道が多く被害の確認にすら行けない」と焦りをにじませた。
 行方不明者が出た芦北町役場では、大雨に備えて前夜から泊まり込んだ職員に加え、4日未明に全職員に呼び出しが掛かった。ただ、道路が冠水して役場に来られない職員もおり、担当者は「職員全員の安否確認をしつつ、土砂崩れなどの対応をしている」と語った。 
〔写真説明〕行方不明者の捜索が行われる土砂崩れの現場=4日午後、熊本県芦北町

(ニュース提供元:時事通信社)