2020/07/04
防災・危機管理ニュース
九州南部の大雨被害を受け、政府は被災地での新型コロナウイルスの感染拡大に対して警戒に入った。一時的に人が密集する避難所などで予防に万全を期す方針で、間仕切りが可能な段ボールベッドや非接触型体温計を現地に送るなどの対策を取る。
安倍晋三首相は4日、菅義偉官房長官や沖田芳樹内閣危機管理監、関田康雄気象庁長官らを首相官邸に集めて会議を開き、最新情報の報告を受けた。政府は被災地の状況を把握するため、武田良太防災担当相を熊本県に派遣した。
官邸の会議には新型コロナ対策を担当する西村康稔経済再生担当相も出席した。同氏はこの後の記者会見で、防災当局と連携して被災地の感染予防に取り組む考えを強調。避難先としてホテルや旅館の確保に努める考えも示し、「避難される方々が感染リスクを負うことのないよう対応してほしい」と述べた。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
非常時に目標と道筋を示すことが危機管理担当者の役割
非常事態に中心的な役割を求められるのが危機管理担当者だが、求められる能力は何か。また、平時に はどのように備えればよいのだろうか。岩手大学で防災危機管理に係る人材育成に取り組んできた越野 修三・同大学客員教授は、危機管理担当者に求められるのは、非常時に際して「少ない情報から状況判断 して、目標は何なのか道筋を示すこと」だと語る。
2021/04/05
-
緊急事態宣言解除後も出勤者は変わらず
リスク対策.comが、1都3県の緊急事態宣言が解除された翌22日から行った簡易アンケート調査によると、「緊急事態宣言解除後、出社率は変わりましたか?」との問いに対し、「変わらない」との回答が60%で、微増が37%になった。アンケートは、メールマガジン読者らに対して配信し、翌日までに45の回答を得た。
2021/03/28
-
3.11から10年、日本の危機管理はどこまで向上したか?【アーカイブ配信】
2021年3月25日(木)に開催したオンラインセミナーのアーカイブ配信です。
2021/03/27