5日午前1時35分ごろ、静岡県吉田町川尻の日用品メーカー「レック」の倉庫で火災が発生したと警備会社から119番があった。消火活動のため倉庫内に入った消防隊員3人と警察官1人と連絡が取れなくなり、同日午後、倉庫2階から4人とみられる遺体が発見された。県警は警察官の死亡を確認。3遺体の身元確認を急いでいる。
 県警によると、死亡が確認されたのは、県警牧之原署地域課自動車警ら係で巡査長の関口孝隆さん(43)。消防隊員3人は、吉田消防署消防司令の萬年章人さん(52)と金原敬訓さん(45)、消防士長の森西雄也さん(38)。
 消防隊員3人は倉庫に人はいないと連絡を受け、確認のために中に入った。関口さんも火災の発生状況を確認するために倉庫に入ったという。
 倉庫は鉄骨造りの2階建てで、延べ床面積は約7000平方メートル。掃除用スポンジや重曹、クエン酸、過炭酸ナトリウムなどが保管されていた。
 熱気と煙のため倉庫内に入ることができず、消防は外から放水作業を続け、4人の捜索を行っていた。
 レックは殺虫剤「バルサン」などの日用品を製造。倉庫と同じ建物内にある工場では、製品の包装を行っているが、5日は休日のため稼働していなかったという。同社は「(自然発火するようなものは)置いておらず、火災原因は分からない」としている。 
〔写真説明〕火災が発生した「レック株式会社」の倉庫=5日未明、静岡県吉田町(付近の住民提供)

(ニュース提供元:時事通信社)