気象庁は7日午前11時40分、福岡、佐賀、長崎各県の一部地域に6日夕方に発表した大雨特別警報を警報に切り替えた。九州北部は7日も梅雨前線の影響で記録的な大雨になった所があり、同庁と国土交通省は記者会見し「警報に切り替わっても安全になったわけではない」と強調。引き続き土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に厳重に警戒をするよう呼び掛けた。
 熊本県南小国町では7日午前3時40分すぎまでの1時間に82.0ミリ、大分県日田市では同2時55分ごろまでの1時間に80.5ミリの猛烈な雨が降った。同6時前後には熊本県の山鹿市、小国町、大分県の日田市、玖珠町の付近で1時間雨量が約110ミリとの記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。
 日田市では午前7時半までの24時間雨量が493.5ミリ、福岡県大牟田市では午前6時40分までの同雨量が446.5ミリに上り、各地点の観測史上最多記録を更新した。各地で避難指示や避難勧告が続いた。
 国交省は午前8時35分に、筑後川上中流部で氾濫が発生し、日田市で浸水が想定されると発表した。
 九州北部5県のほか、愛媛、奈良、岐阜、静岡、長野各県の一部には土砂災害警戒情報が出された。
 九州にかかる梅雨前線は8日夜にかけて南下する見込みで、九州南部は大雨に警戒が必要。本州付近では引き続き停滞し、東海などではまとまった雨が予想される。
 8日正午までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部と四国250ミリ、東海と関東甲信200ミリ、九州南部と中国、近畿150ミリ、北陸130ミリ、東北100ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)