豪雨で甚大な被害が出た熊本県南部では8日、自衛隊などによる行方不明者の捜索が続けられた。気象庁は、同日昼前にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫の恐れがあるとして、厳重な警戒を呼び掛けた。
 県南部では4日朝にかけて発生した豪雨で人吉市18人、球磨村17人、芦北町10人など計52人の死亡と心肺停止2人を確認。球磨村で6人など計10人が行方不明となっている。
 6日から7日にかけて九州北部を中心に再び豪雨となり、県北部の山鹿市で2人、福岡県大牟田市で2人が死亡するなど九州全体での犠牲者は56人に上った。
 大分県由布市では、8日午前0時ごろ4人が乗った車が川に流されたとの119番があり、県などが確認を急いでいる。
 福岡県は南部を中心に浸水被害が発生。久留米市は広範囲で冠水し、復旧作業が遅れている。
 熊本県八代市坂本町の2地区計71世帯は、道路の寸断に加え通信状態も悪いため全く連絡が取れていないなど、被害の全容は依然分かっていない。 
〔写真説明〕大雨で流され、歩道をふさぐ車=8日午前、熊本県人吉市

(ニュース提供元:時事通信社)