熊本県南部を中心に大きな被害を出した豪雨で、熊本県の9日午後時点のまとめでは、県内で2000人以上が避難を余儀なくされている。県南部など九州各地の被災地では、10日も引き続き行方不明者の捜索が行われた。
 熊本県の9日午後1時時点のまとめによると、県内18自治体に計93カ所の避難所が開設され、2055人が避難している(避難世帯数は不明)。人吉市が最多の1143人で避難者数の半数以上を占める。ほかに多いのは球磨村の426人、八代市の197人で、この3市村で全体の86%を占める。
 10日朝までに確認された県南部の死者は58人。このほか6日以降の豪雨で県北部の山鹿市で2人、福岡県で2人、大分県で1人が死亡し、九州の犠牲者は計63人に上った。熊本県南部で10人など、九州で計16人が行方不明となっている。
 熊本県では10日も激しい雨が断続的に降り大雨となる恐れがあり、気象庁は引き続き県南部などに土砂災害警戒情報を出し、厳重な警戒を呼び掛けた。 
〔写真説明〕行方不明者の捜索をする警察官ら=10日午前、熊本県津奈木町
〔写真説明〕新型コロナウイルス感染防止のため、ボランティアセンターでは検温が実施され、参加は県内在住者に限られた=10日、熊本県人吉市

(ニュース提供元:時事通信社)