梅雨前線が日本海から東北地方に延び、前線上の低気圧が朝鮮半島付近から北東へ進んだ影響で、10日午後は九州や四国などで激しい雨が降った。気象庁は西・東日本では11日にかけて再び大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や河川の氾濫、浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
 梅雨前線は西・東日本に3日から停滞し始め、15日まで続く可能性がある。日本上空の偏西風が蛇行し、太平洋高気圧が日本列島東方のほぼ同じ位置にとどまっているのが停滞の主因。気象庁天気相談所の立原秀一所長は「12日以降も大雨の恐れがある」と話している。
 3日から10日午前9時までの総雨量は鹿児島県鹿屋市で1125.5ミリ、熊本県湯前町で1123.0ミリ、大分県日田市で1002.0ミリに上った。鹿屋市の雨量は平年の7月雨量の3倍に相当する。被災地では災害が起きやすい状況が続くとみられる。
 11日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部250ミリ、四国200ミリ、九州南部と東海180ミリ、北陸150ミリ、近畿と関東甲信、東北120ミリ、中国80ミリ。
 12日午後6時までの48時間予想雨量は多い所で、九州北部と東海250~350ミリ、九州南部と四国200~300ミリ、近畿と北陸、関東甲信150~200ミリ、東北120~200ミリ、中国80~130ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)