気象庁の関田康雄長官は15日の定例記者会見で、熊本、鹿児島両県の4日の豪雨災害について、「予測が難しい線状降水帯が夜間に発生し、大きな被害となった。重く受け止め、大雨の予測精度向上の技術開発をしっかりと進めていく必要がある」と述べた。
 発達した雨雲が連なる線状降水帯は、2017年7月の九州北部豪雨や18年7月の西日本豪雨でも発生した。しかし、台風よりはるかに規模が小さい現象であるため、現在の技術水準では予測が難しい。
 関田長官はコンピューターできめ細かく予測するモデルを開発するほか、気象衛星で大気下層の水蒸気量の分布を観測する必要があると説明。これらの課題は18年10月に策定した技術開発重点計画に盛り込んでいると話した。 

(ニュース提供元:時事通信社)