2020/07/18
防災・危機管理ニュース
東京都は18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに290人確認されたと発表した。大阪府では86人が確認され、緊急事態宣言解除後の最多を更新。国内の新規感染者は663人に上り、2日ぶりに600人を超えた。
都によると、新規感染者は20代が最も多く125人。30代以下が202人で、全体の約7割を占めた。感染経路が不明なケースは158人。1日当たりの感染者数が200人を超えるのは3日連続で、累計は9223人となった。
接待を伴う飲食店など「夜の街」関連が30人にとどまる一方、家庭内での感染が25人確認された。飲み会に参加した父親から妻と子どもに感染したケースもあり、担当者は「年代も広がり、感染経路も多岐にわたっている」と話した。
大阪府では86人の感染が判明し、4日連続で50人を超えた。感染者のうち6人は大東市立四条中学校の生徒で、既に陽性が判明した生徒、教員各1人と合わせ、同校の感染者は計8人に増えた。
京都府では過去最多となる25人の感染が確認されたほか、埼玉、神奈川両県では49人の感染が判明。埼玉県越谷市はショーパブの外国人ダンサーら8人が感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと発表した。
死者は埼玉県で1人増え、国内で確認された死者の累計は999人となった。
(ニュース提供元:時事通信社)
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