【サンパウロ時事】ブラジル最大都市サンパウロのコバス市長は24日、来年2月中旬に予定されていたカーニバルを5月末以降に延期すると発表した。人口が東京都より170万人少ない同市では、新型コロナウイルスの累計感染者が20万人、死者が9000人に上っており、市民60人に1人が感染した計算となる。
 サンパウロのカーニバルはリオデジャネイロに次ぐ人気行事の一つで、今年の経済波及効果は約30億レアル(約610億円)に上った。精鋭エスコーラ(サンバチーム)のパレードには毎年、現地在住の日本人が大勢参加して盛り上げに一役買っている。現地でサンバ教室を営む葛西叙江さんは「妥当な判断。みんなが安心して楽しめる状況になるまでは、残念ながら参加は難しい」と話した。
 コバス市長はまた、市内のインテルラゴス・サーキットで今年11月中旬に開催が予定されていた自動車レースF1のブラジル・グランプリ(GP)の中止も発表した。 

(ニュース提供元:時事通信社)