【シドニー時事】オーストラリア政府は26日までに国連のグテレス事務総長宛てに書簡を送り、海洋進出を進める中国が主張する南シナ海の領有権について、国際法に違反していると否定する見解を示した。
 南シナ海の領有権をめぐっては、ポンペオ米国務長官が13日、中国の主張を「完全に違法」と非難する声明を発表。豪政府は米国と足並みをそろえることで中国に対する国際的な圧力を高める狙いがあるとみられるが、中国の反発は必至だ。
 書簡は23日付で、南シナ海での中国の権利主張は国連海洋法条約に矛盾し「無効」と指摘。特に、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島や西沙(同パラセル)諸島について中国の主権が国際社会に広く認知されているとする中国側の主張に対し、ベトナムやフィリピンが反対しているとして「受け入れられない」と強調している。 

(ニュース提供元:時事通信社)