三菱自動車が27日発表した2020年4~6月期の連結純損益は、新型コロナウイルスの影響による世界的な販売低迷で1761億円の赤字(前年同期は93億円の黒字)だった。同社は経営再建策として、子会社パジェロ製造(岐阜県坂祝町)の生産を来年9月末までに停止し、工場を閉鎖する。
 減損損失や構造改革費用などで1200億円の特別損失を計上。第1四半期の赤字は4年ぶりで、03年の商用車部門の分社化以降では最大となる。企業業績の悪化が国内生産拠点の再編に発展した形で、影響は地方の雇用にも及ぶことになる。
 加藤隆雄最高経営責任者(CEO)は電話での記者会見で「不退転の決意でコスト改革に取り組む」と強調。国内に残る2工場については「大きな合理化は考えていない」と述べた。 

(ニュース提供元:時事通信社)