【香港時事】香港政府は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公共の場での3人以上の集まりを禁止するなど規制強化策を打ち出した。マスク着用を義務化し、外食を終日禁止する。規制は29日から1週間の予定だが、状況によっては延長される可能性があり、9月に迫った立法会(議会)選挙への影響が懸念されている。
 香港では新型コロナの流行は収束に向かっていたが、今月に入り感染例が急増。最近では連日100人以上の新規感染者が出ている。香港政府は、中国政府の支援で臨時病院を設置する方針も明らかにした。中国側から専門チームが派遣されるという。
 親中派の間では、投票日に多くの人が集まることで「感染リスクが高まる」として、選挙の延期を求める声が上がっている。中国全国人民代表大会(全人代)常務委員の譚耀宗氏がメディアに対し「1年間延期すべきだ」と発言したほか、前立法会議長らも延期を提唱した。
 これに対し民主派側は「新型コロナを口実にした選挙逃れだ」と批判。3人以上の集まりが禁じられることで、デモや集会だけでなく街頭演説などの選挙活動にも支障が生じる恐れがある。 

(ニュース提供元:時事通信社)