梅雨前線の停滞や低気圧による大雨の影響で、28日深夜から29日朝にかけ、山形県を流れる最上川中流の4カ所で氾濫した。県内の住宅88棟で浸水被害が発生し、県はさらなる河川の氾濫や土砂災害への警戒を呼び掛けた。
 国土交通省新庄河川事務所によると、氾濫したのは大石田町の3カ所と大蔵村の1カ所。
 県によると、29日午前7時時点で、最上川流域などの住宅24棟が床上浸水し、64棟が床下浸水。酒田市の90代女性が28日、避難中に転倒し右ひざを骨折した。
 避難者も相次ぎ、29日午前8時半時点で県内31市町村で計180カ所の避難所が開設され、2438人が身を寄せた。
 吉村美栄子知事は災害対策本部の会合で「被害状況を早急に把握し、迅速に対応していきたい」と述べた。 
〔写真説明〕冠水した住宅街でボートを引く消防隊員ら=29日午前、山形県村山市

(ニュース提供元:時事通信社)