新型コロナウイルスによく似たウイルスは、少なくとも30年以上前からコウモリを自然宿主として存在したと推定されると、米ペンシルベニア州立大などの国際研究チームが29日までに英科学誌ネイチャー・マイクロバイオロジー電子版に発表した。
 全遺伝情報(ゲノム)の解析では、新型コロナに最も近いのは2013年に中国雲南省の「ナカキクガシラコウモリ」から採取されたウイルスとされる。研究チームがこの二つのウイルスが共通する祖先からいつごろ分かれたかを解析したところ、手法の違いにより、1948年か69年、82年という三通りの結果が得られた。
 共通祖先からの分岐が82年だった場合でも、新型コロナとほぼ同様で、人にも感染するウイルスが昨年まで37年間、気づかれぬまま存在していたことになるという。 

(ニュース提供元:時事通信社)