【バンコク時事】タイ政府は29日の閣議で、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とする非常事態宣言の期限を今月末から1カ月延長し、8月末とする方針を決めた。4度目の延長で、非常事態宣言は3月26日の発令から5カ月以上続くことになった。
 タイでは2カ月以上、市中感染が確認されておらず、政府は入国制限の緩和を打ち出している。政府は外国人を受け入れれば再び感染が広がる恐れがあるため、非常事態宣言が必要と説明した。
 野党や学生団体は、非常事態宣言の延長は昨年の民政移管後も軍の影響力が色濃く残る政府への抗議行動を抑え込むのが狙いと反発。政府は「感染症の封じ込めが目的。抗議行動の禁止には用いない」と強調している。 

(ニュース提供元:時事通信社)