JR東日本は30日、2021年春のダイヤ改正で終電時間を繰り上げる方向で検討していることを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で終電の利用者が減少しているため。終電繰り上げにより、夜間の保守・点検作業の時間を確保しやすくする狙いもある。
 山手線では最近、朝の通勤時間帯はコロナ前の水準に比べ利用客が6~7割の水準まで戻っているが、終電は半分程度にとどまっている。
 同社の赤石良治常務は30日の決算発表記者会見で、「新しい生活様式が定着する中で、どういったダイヤをつくるのか、分析、検討する」と話し、山手線以外も含め、終電時間を見直す考えを示した。終電時間がどの程度早まるかについては、「具体的な目安を話せる段階にない」と述べるにとどめた。
 一方、終電後に行う保守・点検は、作業時間の確保が課題。終電を繰り上げられれば、より多くの時間を確保でき、効率化できる。人手不足が深刻な保守作業員の労働環境の改善につなげたい考えだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)