福島県郡山市で改装工事中の飲食店が爆発し20人が死傷した事故で、前日に工事のため店に入った作業員が「店内で異臭がしていた」と話していることが1日、消防などへの取材で分かった。県警郡山署などは遅くとも前日からガスが漏れて店内に充満し、引火したとみて調べている。
 事故前日の7月29日、亡くなった内装業者の古川寛さん(50)と下請け業者の作業員数人が店に入り、コンセントの設置などの工事を行った。関係者によると、作業員が古川さんに「どぶのような異臭がする」と報告していたといい、消防はガス臭だった可能性もあるとみている。
 消防の調べで、爆発事故による窓ガラス破損などの建物被害が少なくとも184棟に上ることも判明。最も遠い所で現場から約500メートル先まで及んでおり、郡山消防署は1日から罹災(りさい)証明書の申請受け付けを始めた。
 県警と消防はこの日も現場検証し、ガス配管の状況などを調べた。県警は業務上過失致死傷容疑で関係者の事情聴取を進めている。 
〔写真説明〕がれきが撤去された飲食店の爆発事故現場で、現場検証する警察官ら=1日午後、福島県郡山市

(ニュース提供元:時事通信社)